今回は
1950年代後半に活躍し
後のビートルズ、ローリング・ストーンズなどのロックスターにも多大な影響を与えた
バディ・ホリーのお話です!
バディ・ホリーはアメリカはテキサス州の出身で
このへん
エルヴィス・プレスリーと1才しか違わないので
ほぼ同時期に活動していた方ですが…
なんと22才の若さで
飛行機事故でお亡くなりになりました
そういうわけで
レコードデビューから亡くなるまでの活動期間は2年にも満たないのですが
アメリカでは彼が事故にあった日を
「音楽が死んだ日」
と名付けるほど
その後の音楽シーンに甚大な影響を与えた
ロック創成期の偉人です!
功績
曲
の順でご紹介します
目次
バディ・ホリーは何がすごいのか?
①現代のバンド編成のパイオニア
現代でも通用する
ボーカル
ギター2本(ボーカルが兼任の場合もあり)
ベース
ドラム
というバンド編成のパイオニアがバディ・ホリーです!
50年代は「音楽を演奏する」と言えば大人数のバンド
いわゆる「ビッグバンド」で演奏するのが主流でしたが
彼らが少人数のバンドで登場したことによって
バンド編成の主流を変えてしまいました!(=゚ω゚)ノ
のちのビートルズ、ローリングストーンズはまさしくこの編成です
彼らが後に与えた影響を考えてみると…
実はそのおおもとはバディ・ホリーにあったんです!!!
②シンガーソングライターのパイオニア
さて
ブルースから進化したと言われるロックンロール
チャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」をスタンダードに思い浮かべる方が多いと思いますが
これを発明したとされるチャック・ベリーは
アプローチの仕方はもとのブルースを踏襲し
「ロックンロール」というスタイルの同じコード進行の曲を
歌詞を変えテンポを変え
何曲も録音しています
つまり同じように聞こえる曲が多いのですが…
(悪口ではありません!<(_ _)>
ブルースから踏襲したアプローチです!<(_ _)>)
バディ・ホリーは
自分で考え付いたメロディラインやコード編成を楽曲に取り入れ
非常にバラエティに富んだいくつものオリジナル曲を世に送り出しました!
「自身のオリジナル曲を書く」
そのパイオニアと言えるのがバディ・ホリーです!
彼が影響を与えた
「現代のポピュラーミュージックにおけるすべてのアイデアを先にやりつくしてしまった存在」
と言われているビートルズが短い間で追い抜いてしまったので
ちょっと功績が隠れちゃってる感じがしますが
ミック・ジャガーも
「彼の曲から作曲法を学んだ」
と語っていますし
作曲家ではなく
フロントマンであるアーティストが
「自身のオリジナル曲を書く」
バディ・ホリーは
シンガーソングライターのパイオニアの一人でもあるんですよね!!!
③ビートルズを生み出した存在!
世界一と言っても過言ではないオリジナリティを創出したビートルズは
バディ・ホリーへの敬愛の念を公言してはばかりませんでした!
実際にポール・マッカートニーは
「3コード、バンド、立って楽器を弾くスタイル、
ビートルズは※クリケッツの真似から始まった」
(※クリケッツはバディ・ホリーのバンドの名前)
と語っていますし
実際にアマチュア時代にはバディ・ホリーの曲をたくさんレパートリーに入れていました!
しかし実際にメジャーデビューしてからの公式なカバーは
彼の曲の中でもさしたるヒット曲でもない「Words Of Love」のみ
それは
「好きすぎるバディの曲は、敬意を表するためにあえてカバーしない」
という考えから来たものだとか…
さらにバンド名は
2つの意味を持つ「クリケッツ」から影響を受けていて
ビートルズ(カブトムシ、ビート)
クリケッツ(コオロギ、クリケット)
というバディ・ホリーへのオマージュだったんですね!
もしバディ・ホリーがいなかったら
ビートルズは存在してなかったかもしれません!!!
バディ・ホリーのおすすめ曲
That'll Be The Day

No1を獲得したバディ・ホリーの代表曲!
ロックでありながらポップなメロディは
彼の真骨頂でもあります!
レコード会社のお偉方にボロクソに言われたものの
掃除に来ていた若い人が
この曲をとても気に入ったことから自信を持ち
数年温めてからヒットさせた!
というロックなエピソードも残っています
OH, BOY!

激しいビートにも美しいメロディを乗せてくる素晴らしい曲!
リズムギターからギターソロまで一人でやるという
当時としては画期的な奏法を披露したことでも有名な曲です!
Rock Around With Ollie Vee

クリケッツのギタリスト
ソニー・カーティスの作品
かっこいいロカビリー曲!
It's So Easy

1958年の作品
本人はヒットさせることが出来ませんでしたが
1977年リンダ・ロンシュタットがカバーし
全米5位のヒットになりました
そのバージョンはこちら!

確かにかっこいい…
Rave On

しゃっくりのように声を裏返す
ヒーカップ唱法を披露しています
私がいちばん好きな曲!
ビート、メロディ、テンション、曲構成
完璧💗
オリジナルはサニー・ウェストという人で
発表したその2か月後にバディ・ホリーがカバーし
ヒットさせたという曲でもあります
うーん
おおらかな時代だ…
True Love Ways

こんな美しいバラードも歌ってます(*´▽`*)
1960年発表
ん?
亡くなっているのでは?
と思った方!
そうなんです!!
1959年に亡くなった彼は
生前のデモテープや
活動を共にしていた人々の助け
なによりもファンの願いにより
1969年までの10年間
新曲を発表し続け
彼の死後発売されたベストアルバムはなんと
5年間もチャートに残り続けたのです!!!(=゚ω゚)ノ
彼の音楽がどれだけ魅力的だったのかを
如実に物語るエピソードですね!(*´▽`*)
まとめ
バディ・ホリーが
ビートルズやローリングストーンズなど
後進のロックアーティストに多大な影響を与えたことを前述しましたが
そのうちの一人に
あの
ボブ・ディランがいます!
世間が大いにざわついた
2016年のノーベル文学賞の選考
その受賞講演で彼は
バディ・ホリーへの思いを熱く語り
「バディこそがすべての元となったのです
僕とは何から何まで違っていて
それでいて
僕がなりたいもののすべてでした」
と語ったのでした
もし彼が聞いていたらどう思ったんでしょうね!
自分の名前がノーベル文学賞の受賞スピーチで出るなんて
想像していたんでしょうか?
今もし生きていたら
私たちにどんな音楽を聴かせてくれていたんでしょう?
本っ当に惜しい方を亡くしました
短い人生でしたが
彼が残してくれた音楽を今聴けることに
感謝したいです!
ありがとうございました!
この記事でバディ・ホリーに興味を持っていただいた方は
こちらのベスト盤がおすすめです!
今回ご紹介した彼の曲は
全部入ってます!
ぜひ聞いてみてくださいね!
チャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」に興味のある方は
こちらの記事もぜひ!
エルヴィス・プレスリーに興味のある方は
こちらの記事もどうぞ!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
ではまた
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