今回は
ブラック・ロックの雄!
リヴィング・カラーのお話です!
ブラック・ロックとは
ロックバンドとしては珍しい
メンバー全員が黒人で編成されたロック・ミュージックのことを言います
リヴィング・カラーのほかには
バッド・ブレインズ
フィッシュボーン
24-7スパイズ
などが挙げられますね
非常にカッコよくておすすめです!(*´▽`*)
リヴィング・カラーは1986年
アメリカはニューヨークで結成!
このへん
バンドのリーダーであるギタリストのヴァーノン・リードの一癖も二癖もあるその音楽センスで
唯一無二の魅力を私たちに聴かせてくれています
今回の目次はこちら
メンバー紹介
ヴァーノン・リード
ギター、リーダー
イギリスはロンドン生まれですが
すぐにアメリカへ移住したので育った環境としてはアメリカ人です
二十歳になるかならないかでジャズギタリスト、ビル・フリゼルに見出されて一緒に活動するなど
若い時からそのギターテクニックは際立っていました!(*´▽`*)
「音楽たのしーぜ YEAH!」
みたいな感じとは程遠い性格の持ち主で
「黒人ロックミュージシャンの社会的地位向上」を目的とした組織
「ブラック・ロック・コリューション」を設立してから自身のバンドである
リヴィング・カラーをデビューさせたりと
作る楽曲、自身の活動などは緻密に計算され
その中に思想や哲学を盛り込むなど
その一癖や二癖もある彼の性格から生み出される音楽は
決してキャッチーで万人ウケとは言えませんが
ハマった曲のクオリティがものすごく高く
楽曲の作り方や音選び曲選びのセンスなど
(ほかのミュージシャンのカヴァーも多くやる)
こういう楽曲を計算して発表してるのか…
ということがわかると
スルメのようにどんどんハマっていきます!(*´▽`*)
キング・クリムゾンのロバート・フリップ氏を尊敬しているみたいです
なるほどー😮
コリー・グローバー
ボーカル
アメリカはニューヨーク出身
もともとは俳優志望でしたが
ヴァーノン・リードの妹さんの誕生日パーティーで披露したバースデーソングに彼が惚れ込みバンドに勧誘
コリーが参加したリヴィング・カラーはデビューアルバムから
大成功を収めました!(*´▽`*)
以来彼はミュージシャンとしてのキャリアを歩むことになります
黒人ならではの恐ろしい声量とパワー
かつなんとも言葉で表すことのできない彼のソウルフルな歌声とパフォーマンスは
ロックミュージシャンとしてかなり稀有でありがたい存在です!
ずっとロックで活動する黒人の方って少ないですからね…
最近は年相応に太ってきてますが
声量はまだ健在!
これはすごいことです!(@_@)
マズ・スキリングス
ベース
アメリカはニューヨーク出身
最初の2枚のアルバムとミニアルバムに参加ののち
音楽性の違いを理由に脱退
非常にテクニカルなベーシストですが
同時にグルーヴを重んじるタイプの人です
徐々にキャッチーでなくなり
テクニカル志向に走るリヴィング・カラーの音楽性と
彼自身も作曲家であり
他に自分のやりたいことがあったのでは?
というのが脱退した理由なんじゃないのかな?
と個人的には思います
でも決してケンカ別れではなく
かなり後年になってもライヴのサポートメンバーで復帰するなど
その関係は良好のようです
そういうのっていいですよね!(*´▽`*)
ダグ・ウィンビッシュ
ベース
アメリカはコネチカット州出身
マズ・スキリングスの後任として
1992年にリヴィング・カラーに参加
ビックリするぐらいテクニカルなベーシストで
ギタリストかよ!( `ー´)ノ
とツッコミを入れたくなるぐらい弾きまくってます

テクニカル集団であるリヴィング・カラーを見事に支えています
ウィリアム・カルホーン
ドラム
アメリカはニューヨーク出身
最近はウィル・カルホーンという名前で活動しています
彼も非常にテクニカルなミュージシャンです
どれくらいテクニカルなのかというと…
かの「※バークリー音楽院」を卒業し
(※ジャズ、ポップス音楽で世界的権威のある音楽大学)
ジャズ・マスターズ賞のほかいくつもの音楽賞を受賞しています!(=゚ω゚)ノ
音楽プロデュースの学位も持っているらしいです…💦
ギターのヴァーノン・リードはギターソロのとき
何弾いてるのかわからんぐらい速くメチャクチャに弾く
っていうのが彼の一種の個性なんですが
それに負けずにウィルも後ろでバカスカ叩きます
彼らの一聴するとメチャクチャに聞こえる演奏は
実は緻密に計算されしっかりとしたテクニックに裏打ちされたパフォーマンスなんですよねー
だからメチャクチャなんだけど聴いてて気持ちいいっていう…
リヴィング・カラーのハチャメチャな演奏は
他のバンドにはまね出来ない彼らの代名詞でもあります!
それでは彼らの名曲紹介です!
リヴィング・カラーの名曲!
Cult Of Personality

文句なしにこれが彼らの代表曲ですね!(*´▽`*)
1988年発表のファーストアルバム
「VIVID」に収録されています!
1987年頃のライヴを見に来ていたミック・ジャガーの目に留まり
ヴァーノン・リードがミックのソロアルバムに参加したことがキッカケで
リヴィング・カラーのアルバムデビューが決定!
リリースされたアルバムは全米6位を記録!(=゚ω゚)ノ
こちらの曲「カルト・オブ・パーソナリティ」は
いきなりグラミー賞
ベストハードロックパフォーマンス賞を受賞しました!(=゚ω゚)ノ
恐ろしいテクニックに黒人にしか似合いようのないド派手なファッション!(*´▽`*)
(ウェットスーツにジャケットが似合うとか日本人じゃありえん…💦)
カッコいい曲で登場した彼らに世のロックファンはド肝を抜かれました!(*´▽`*)
彼らもアルバム録音では魅力が収まりきらないタイプのアーティストですね
(かの有名な「クイーン」もそういうタイプのアーティストです)
こちらの動画おススメです

歌詞は政治家の実名が入っていたり
キング牧師の演説が一部収録されていたりと
既に彼らの哲学、思想的な一面が垣間見れます
Middle Man
こちらもファーストアルバム「VIVID」収録ですが
これはそのファーストアルバムの拡張バージョンに入っているライヴ版です
ロックなのに背筋がゾクゾクするような歌のうまさを聴かせてくれるコリーと
後ろで自由にバカスカ演奏しているリヴィングカラーが楽しめます
歌メロもいいですよね!(*´▽`*)
Pride
こちらは彼らのセカンドアルバムである
「Time's Up」(1990年)に収録されています
重々しいリズムから美しい曲への転調
さらにヴァーノン・リードのギターソロを中心とするカッコいいハードロックへ移行するなど
めくるめく転調がカッコいい1曲です
これだけのアイデアを1曲に収めて楽曲として成立させるのはすごいセンスですよね!(@_@)
Type

2nd「Time’s Up」収録
こちらも
ロックなの?
ソウルなの?
ポップスなの?
バラードなの?
しかもメチャクチャなギターソロ入ってるし…💦と
彼らのすべてを飲み込む音楽性が楽しめる1曲です!
こんだけ混ぜると普通はホントに滅茶苦茶になるんですが…💦
彼らのセンスほんとすごいです…💦
ファッションもザ・リヴィング・カラー!
って感じいいですね!(*´▽`*)
Information Overload
こちらも「Time's Up」収録
この曲はわかりやすいハードロックですね!
まあそうは言ってもリズムは変えたりハチャメチャギターソロ入っていたりと
一癖ある彼らの才能が楽しめます!(=゚ω゚)ノ
この曲は「情報過多」っていう意味の楽曲で
1990年の楽曲なんですよね
別に今の時代だけが
情報過多ってわけじゃないんですね…💦
Solace of You
こちらも「Time’s Up」収録
リゾートホテルのラウンジででもかかってそうな…
サンバ風味の楽曲です!(*´▽`*)
何でも出来ちゃうんですね…(@_@)
うーん、癒されるー(*´▽`*)
そう!
「Solace」は
「癒す」っていう意味なんです!(*´▽`*)
リヴィング・カラーはデビュー当時
ギターのリフで構成される楽曲が多いことから
「黒いレッド・ツェッペリン」
と呼ばれていた時期がありましたが…
ほんとメディアっていうのは多彩な才能を埋もれさして
カテゴライズしたがりますよね!( ̄▽ ̄)
最後です!
Who Shot Ya?

「Ya」は「You」をあらわすスラングです
一気に時代が下って2017年の6thアルバム
「Shade」に収録されています
この曲はカバーです
オリジナルはノトーリアス・B.I.G.という
ギャング出身のラッパーが
1994年に発表した曲で
銃犯罪が深刻化するアメリカ社会に一石を投じました
リヴィング・カラーがカバーしたことにより
素晴らしいロックアレンジに生まれ変わりました!
めちゃくちゃカッコいいです!
説得力もあるし…
コリーの声もまだまだ健在!
心にしみます
ちなみにカバーにもかかわらず
さらにいろいろなゲストを迎え様々なバージョンで録音したミニアルバムも存在します
彼らの活動の一環なんですね!
まとめ
今回は7曲ご紹介させていただきました!(*´▽`*)
ヴァーノン・リード率いるリヴィング・カラーは
「俺たち売れてスターダムにのし上がってやる」
というタイプのアーティストではないので
まず彼らの楽曲は
「自分たちのやりたいことありき」
これが最優先されています
時には音楽よりも思想や哲学が優先され
アレンジが変わったり
売れそうなキャッチーな曲がアルバム収録から外れたりしてるんですよね…💦
別に売れようとも思ってないのに
売れてしまう!!!(@_@)
恐ろしい才能の持ち主です!
そういう意味では本当に
「黒いレッド・ツェッペリン」なのかもしれません…
(レッド・ツェッペリンは売れるためにコマーシャルを打ったりシングルを発売したりしなかった!(=゚ω゚)ノ)
そんなことに思いを馳せながら聴いていただけると
リヴィング・カラーを2倍も3倍も楽しめると思いますよ!
次回の記事では今回の「Who Shot Ya?」にみられるような
その彼らの恐ろしいセンスがさく裂する
オリジナルを超えるカバー曲の数々を特集します!
お楽しみに!
その記事はこちら!
リヴィング・カラーの音源購入法
前述のとおり「我が道をゆく」タイプのアーティストですので
ベストアルバムから何からぜんぜん充実してません…💦
気に入った曲ごとにダウンロード購入し
ファンになったら
1st「VIVID」
2nd「Time’s Up」
5th「The Chair In The Doorway」
という順番でアルバムをチェックするのがおすすめです!
曲紹介ごとにリンクが張ってありますので
そちらからどうぞ!👆👆👆
アルバムの視聴はこちら!
最後まで読んでいただいてありがとうございました<(_ _)>
ではまた!
さて
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そのほかのリヴィング・カラーの記事はこちら!
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