今回は伝説のギタリスト
エリック・クラプトン擁するスーパーバンド!
「クリーム」の特集です!
目次
▼ 動画がお好みの方はこちら▼
ジンジャー・ベイカー氏追悼
2019年10月6日
1960年代後半、ロックの歴史に大きな足跡を残した伝説のバンド
「クリーム」のドラマーであった
ジンジャー・ベイカー氏が
御年80歳で亡くなられました
今日はその追悼の意味を込めまして
クリームの特集をお送りします!
ジンジャー・ベイカーは
1938年8月19日生まれ、イギリス、ロンドンの出身で
ロックの世界では、クリームでの活動から
「ロック界における最初のスーパースタードラマー」
などと評されることもある人で
そのプレイは
ジャズドラムを素養としたテクニシャンでありますが
そこに激しいビートやうねりなどを加味できる
エモーショナルなプレイが魅力の人でした!!!
私生活では
4度の結婚や
ヤク中、アル中などなかなか波乱万丈で
時にはバンドメンバーを
刃物で脅してケンカしていた…💧
など
その自身のドラムプレイのように
なかなかエモーショナルな方です…💧
クリームとは?メンバーと名曲をご紹介!
さて
ジンジャー・ベイカーは
1960年代
ブルース・インコーポレイテッド
グラハム・ボンド・オーガニゼイションといったバンドを経て
1966年に
スリーピースバンド(3人でやるバンドのこと)である
「クリーム」を結成します
このロックの歴史に名を遺すバンド
「クリーム」の他のメンバーはというと…
エリック・クラプトン(ギター)
1945年3月30日生まれ
イギリスロンドン近郊リプリーという町の出身です
ロック界では「3大ギタリストの一人」
と呼ばれるほどの名手で
バンド活動、ソロ活動ともに成功し
「ロックの殿堂」を3回も受賞しています!
いわゆるブルースという音楽を基調としたプレイを得意とする…
分類としてはロックのカテゴリーに位置するミュージシャンなんですが
決してブルースを踏み台にしたわけではなく
ブルースという音楽をとことん愛して追求したミュージシャンでもあります!
ブルースの世界でも殿堂入りを果たしていますね!
そしてソロキャリアでは
美しいポップな曲やバラードも作るシンガーソングライターとしても活動し
なんでも出来ちゃう恐ろしい才能の持ち主です!
実際に「エリック・クラプトンはギターの神様」
なんていう表現をする人もいます
彼のもう一つのニックネームに
「スローハンド」という
聞いただけだとあまりピンとこない名前があるんですが
これは「なに?ゆっくりギター弾くのこの人」
っていうことじゃなくて…💦
速いフレーズでも弾いてる手が速く動いているように見えない!
つまり…
余裕で弾いてる!(*´▽`*)
っていう凄腕のプレイスタイルからついた誉め言葉なんですよね!
現在では眼鏡をかけた優しいおじいちゃんといった感じの見た目なんですが
ビートルズのジョージ・ハリソンと女性を取り合ったりとか
不倫して子供が出来たりとか
息子さんが事故で亡くなったりとか
アルコール、薬物依存症に交通事故
などなど…
なかなか波乱万丈な人生を送っている方です…
ジャック・ブルース(ベース)
1943年スコットランド出身
クラシックの学校を中退しジャズベーシストとしてミュージシャン活動を開始
グラハム・ボンド・オーガニゼイション時代にジンジャーベイカーと知り合いになり
これが後のクリーム結成へと繋がります!
ジャズを聴いていると…
ベースソロって結構聴く機会が多いんですが
それまでのロックミュージックでのベースはどちらかというと
リズム担当でソロは弾かない
というのが一般的だったんですが
彼がクリームで披露した…
曲が始まってから終わるまで全編ベースソロ!
といった感じでブイブイ弾くスタイルは
後のロックのミュージックの進化に多大に貢献し影響を与えました!
残念ながら2014年に病気でお亡くなりになっています
この3人を擁する伝説のバンドクリームは
わずか2年の活動期間ながら
4枚のアルバムを発表しています
結構なハイペースですね!
彼らのバンドや楽曲としての特徴は
〇圧倒的な演奏力による素晴らしいライブ
〇ジャズやブルースを基調とした素晴らしい即興演奏
(インプロゼイションプレイ)
〇シングルでヒットしちゃうような素晴らしい曲も書ける
などその才能は多岐にわたり
後進のロックバンドに多大な影響を与えています
当時、ロックバンドがライブで即興演奏をするというスタイルは定着していなくて
彼らがこのスタイルの先駆けと言えるでしょう
今日はそんな彼らの曲の中からおすすめの
3曲をご紹介いたします!
まずはこちら
クロスロード
どうですか?
1968年発表のアルバム
「クリームの素晴らしき世界 (Wheels of Fire)」に収録されたライブバージョンで
エリック・クラプトンの何度もたたみかけるギターソロも圧巻ですが
ベースのジャック・ブルースは歌いながらブイブイ弾きまくってますし
ジンジャー・ベイカーもこれでもかというぐらいバカスカ叩いてますね
3人の誰がリーダーということもなく
3人が対等にしのぎを削るその演奏スタイルは
同時期のレッド・ツェッペリンやジミ・ヘンドリックスにも多大な影響を与えたことでしょう
実は彼らはその活動期間中
「そんなに仲が良くなかった」
というエピソードが結構ありまして
活動期間が短かったのもある意味納得なんですが
3人がガチンコでケンカしてるような演奏スタイルなのに
演奏自体はメチャクチャにならないという
奇蹟を生み出したバンドでした!!!
それは3人の演奏能力がハイレベルすぎて
はたから見てると
「一緒に踊ってるように見える」
みたいな
ハイレベルな演劇の殺陣を見ているような
そんなワクワクや緊張感を感じさせてくれた
稀有なバンドで
この「クロスロード」にはその彼らの魅力がたっぷり詰まってますよね!
実はこの曲は
ロバート・ジョンソンというブルースマンの
「クロスロード・ブルース」という曲のカバーという扱いなんですが
原曲とは似ても似つきません
原曲はアコースティックの曲ですし…
こちら
ロバート・ジョンソンは
1930年代に活躍した「伝説のブルーズマン」で
この時代を考えると
この演奏も凄すぎるぐらいなんですが
これをエレキを使った演奏に発展させて
全然違う曲にアレンジしたのに
自分たちのクレジットにしないところに
彼らのブルースという音楽へのリスペクトを感じます!
これぞ!カバーの正しいありかた!
って感じで私は大好きです!!!
続いて
ホワイトルーム
こちらもアルバム「クリームの素晴らしき世界 (Wheels of Fire)」に収録されていて
ベースのジャック・ブルースが書いた曲です
非常にキャッチーなメロディラインの曲で
今でもたまにCMやテレビ番組で流れている印象です
最近では映画「ジョーカー」のサントラにも使われていましたね!
この曲はシングルカットされ
曲はビルボードチャートで6位
アルバムは1位を獲得しています!!!
エリック・クラプトンも「チェンジ・ザ・ワールド」なんて聴くと
歌上手いんですけど
なんでクリームの時に歌ってなかったのかというと
「俺は嫌だ!」と言って断ったという
単なるわがままだったことが後のインタビューで判明してます!笑
というわけでクリームでは、ほとんどの楽曲でジャック・ブルースが歌うことになったんですが
わたし彼の歌声好きなんですよね!
普通にうまくないですか???
シンプルにストレートに歌ってるのに
ちょっとセクシーで
特にこの曲はファルセットボイスも使ってるのでなおさら!
そしてとてもキャッチーな売れ線の曲なのに
やっぱり後ろでバカスカ叩くジンジャー・ベイカー氏!笑
ホントこれだけバカスカ叩いてて
なんで曲がぶち壊しにならないのか不思議です…💧
この頃のベイカー氏は
とにかく叩きまくる!!!
というのをモットーとしていたみたいで
バンドに素晴らしいグルーヴをもたらしていました!
ドラマーじゃないですけど
ラルク・アン・シェルのベースのTETSUさんも
弾きまくってるのに
ぜんぜん曲を壊さない稀有なベーシストですよね!
「HONEY」とか聴くとテンション上がります!!!
さて最後に
ジンジャー・ベイカー氏追悼ということで
彼のドラムソロがたっぷりと聴ける
「TOAD(トード)」をご紹介して
今回のお話を終わりにしたいと思います!
トード
リンク切れの場合は…
「cream toad live」で
検索してみてください<(_ _)>
クリームのおすすめアルバム
さて
クリーム解散後
ジンジャー・ベイカーは
「ジンジャー・ベイカーズ・エアフォース」などの
自身のバンドなどを経て
アフリカのリズムやグルーヴを追求する活動に傾倒し
ナイジェリアに自分のスタジオを作り
2000年代の初頭ぐらいまで
ミュージシャンとしては低迷する時期も特になく
順調に活躍しました
自分の好きなことを生業に
もちろんたくさん努力もしたでしょうが
ずっと続けることができた
とても幸せな音楽人生だったのではないでしょうか?
音楽の感動を与えてくれて
ありがとうございました!!!<(_ _)>
どうか安らかに
以上、ジンジャー・ベイカー氏を追悼させていただきました<(_ _)>
ではまた
そしてクリームのおすすめアルバムはこちらです!
これに今回ご紹介した3曲とも
入ってます!!!
さらに、皆さんに
最高に音楽と合う動画!のご紹介です!
焚火!
葉巻!
お酒!
を楽しんでいるこちらの動画は美しい4K映像に加え
焚火の心地よくパチパチと薪がはぜる音はハイレゾ録音でとてもきれいです!
あなたのお気に入りの音楽とともに
睡眠や作業の時間のおともに
そして、最高のリラクゼーション体験を
皆さんに与えてくれること間違いなしです!
カッコよくて
癒される
「TERRA HARMONY」さんの動画を
ぜひチェックしてみてくださいね!
さて
もはや音楽好きの間では欠かせない存在になった「音楽配信サービス」
「Apple Music」は圧倒的な楽曲数を誇ります!
好みに合わせて聴いたことのない楽曲を紹介してくれたり!
音楽検索アプリ「Shazam」と連携することによって
出先で聴いた「あっこれいいなー」と思った楽曲をカンタンにプレイリストに入れることが出来ますよ!(*´▽`*)
無料お試しキャンペーンもありますのでぜひ試してみてくださいね!
今回ご紹介した楽曲は
すべて入ってます!(*´▽`*)
こんな記事も書いてます