今回は
ブラック・サバスのおはなし第2弾です!
50年以上の活動歴を誇る彼らは
ヘヴィ・メタルの創設者であり
グラミー賞3回受賞
ロックの殿堂入り
などなど
まさしく
ヘヴィ・メタルの開祖と呼ぶにふさわしい
(というかホントにそうなんですが…)
ロック・レジェンドです!
代表曲のインパクトが凄すぎるのでそこに焦点が当てられがちですが
彼らはその長きにわたるキャリアにおいて実に…
18枚ものオリジナルアルバムを発表しています!(=゚ω゚)ノ
今回は
代表曲の選定からは漏れてしまった彼らの名曲をご紹介します!
(ちなみに代表曲は完全に私の独断と偏見で選ばせていただいております<(_ _)>)
ブラック・サバスの代表曲に興味がおありの方は
こちらの記事を先に読んでみてくださいね!
今回の目次こちらです!
ブラック・サバスおすすめの名曲!
Behind The Wall Of Sleep
1970年2月13日の金曜日発表の彼らのデビューアルバム
その名も「ブラック・サバス」に収録されています
最初のイントロで
「おっ!ロックな曲だな!」
と思わせておいて急にダークでアヤしげなフンイキに…
けど途中でジャムセッション風の演奏もあったりと
ロックからヘヴィメタルに進化させようとしている彼らの試行錯誤が垣間見える名曲です!
歌詞は
「壁が崩れ落ちる」とか「自分を死体に変えろ!」とか怖いんですが
最後に「目覚めたら日が差してるだろう」という表現で終わるので…
「死ぬほどがんばれ!未来は開かれる!」
みたいな意味なんですかね…?
ちょっと解読不能なんですが彼らの場合
音楽が怖ければそれでいいんです!(*´▽`*)
N.I.B
同じくファーストアルバムに収録!
これはまあ…代表曲ですね!笑
ライヴでめっちゃ盛り上がります
歌詞は「※ルシファーが恋に落ちる」という内容です
(※ルシファー=魔王サタンの別名、彼が昔、天使であったときの名前、堕天使となりサタンになったとされる)
さて、曲名の「N.I.B」なんですが物議を醸しました
メディアやファンが
これは「Nativity In Black」の略なのではないかと騒ぎ立てたからです
「Nativity」は「キリスト降誕」という意味で
これは
「キリストは魔界に生まれる」とか
「キリストなんていない」とか
「黒人のキリストが生まれる」とか
そういう表現なのではないかと憶測されたのです
本人たちは
「ビル・ワード(ドラム)のひげがペン先(Nib)みたいだったから曲名にした」
と言っているのですが
だったらなぜ「・」で区切るの?
歌詞も堕天使を扱ってるし…
ほぼ確信犯ですね!笑
ちなみに1994年に発売されたブラック・サバスの※トリビュート・アルバムの題名はまんま
(※敬意を表して他のアーティストがカバーした曲を集めたアルバム)
「Nativity In Black」なのでした…💧
バレてますよ…笑
それで…
この曲ってちょっとこれに似てると思いませんか?
クリームの「サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」です!
あくまでちょっとなんですけどね
活動していた時期も近いですし
そもそもロックの世界に即興演奏を取り入れたのはクリームがパイオニア的存在なんですよね!
ブラック・サバスも初期のころは「即興演奏」を取り入れていましたし…
絶対に影響は受けていたと思います!
しかし似たようなフレーズであっても
これをブルースロック寄りに展開していったクリーム!
ヘヴィメタ寄りに発展させていったブラック・サバス!
やっぱり音楽はオリジナリティが大事なんだな~と
この曲を聴くと思います
違ってたらごめんなさい<(_ _)>
次です!
Electric Funeral
1970年9月発表のセカンドアルバム
「パラノイド」に収録
エレクトリックは電気、フューネラルは葬式という意味です
「電気」というか
「爆撃」などで人が亡くなる様子を描いた「反戦ソング」です
歌詞の中には「エレクトリック・アイ」という単語も登場し
かのメタルゴッド「ジューダス・プリースト」にも影響を与えていること間違いなしの楽曲です!
(ジューダス・プリーストに同名の曲が存在します!)
初っ端から※ワウを使ったおどろおどろしいギターリフに
(※ギターの音をうねらせる機械)
2:15から曲調が爆発するところ!などなど
ザ・ブラック・サバス!と言える楽曲です
シビレますね!<(_ _)>
Children Of The Grave
1971年発表のサードアルバム
「Master Of Reality」に収録されています
子供たちに…
「未来へ向かって旅立つんだ!」
「平和のための戦いに勝て!」
「勇敢であれ!」
っていう内容の
めっちゃ励ましソングなんですが…
「そうでなければ君らは墓場の子供だ…」
(Graveは墓場という意味)
という最後の一行が題名に抜擢され
題名だけ聴くとめっちゃ怖そうな曲に聞こえます…💧
キャラを守るのって大変なんだな~
曲調は…
今聴いてもなんの遜色もない
完・璧なヘヴィ・メタルです!(=゚ω゚)ノ
しかしまだ機材のテクノロジーが追い付いてない!
まさしく時代を先取る
ヘヴィメタの夜明けを告げる楽曲と言えるでしょう!
Changes
1972年発表の4thアルバム
Black Sabbath Vol4に収録されています
彼らにはめずらしいラブ・バラードです!
しかし「彼女が死んでしまった」という重い内容を扱っています
オジーのねっとりとした歌い方と
バックのピアノ、ストリングスが
哀愁を誘います
次です!
Sabbra Cadabra
1973年発表の5thアルバム
「Sabbath Bloody Sabbath」に収録されています
この時期の彼らは
作曲のアイデアが枯渇して、いろんなアイデアを試していた時期で
この曲には「※イエス」というバンドのキーボーディスト
(※プログレ・ロック界の雄!)
リック・ウェイクマンが参加しています!
かっこいい曲ですよね!(*´▽`*)
アッパーなロックチューンと見せかけて
オジーのシャウトを中心に彼ららしいヘヴィさもあるし
プログレのアイデア注入しても
しっかりブラック・サバスの曲として成立しています!
やっぱキーボードうめ~~~(/ω\)
ちゃんとゲストを立ててるところも素晴らしいです!
ぜんぜん邪悪な人たちじゃないですね!笑
歌詞は…
ラブリーですね!笑
Symptom of the Universe
さて、一度流れ出した不協和音はそう簡単には元には戻らず…
だんだんオジー・オズボーン脱退へのカウントダウンが始まったブラック・サバス
そんな中この曲は1975年発表の6thアルバム
「Sabotage」
(サボタージュ=仕事の能率を下げて経営者を困らせる労働組合の戦法、サボりの語源でもある)
に収録された佳曲です!(*´▽`*)
いや、普通に名曲です!(=゚ω゚)ノ
「そういう時期の楽曲なんだな~」と思いながら聴いていただけると面白いと思います
オジーは叫びたいのに途中でメロウになっちゃう曲調とか面白いですよね!
次です!
Never Say Die
1978年発表の8thアルバム
「Never Say Die!」の表題曲です!
来たるべきパンクロック、エレクトロポップス時代に非常に寄せた内容のこのアルバム
前のツアー中にオジーが一時脱退するなど
バンド内の不協和音を止めることは出来ず
遂に収拾がつかなくなりバラバラになった内容のアルバムにオジーは激怒し
こんなのブラック・サバスじゃねえ!
俺は一人でヘヴィメタやる!
とばかりにオジー・オズボーンが正式に脱退してしまいます!(=゚ω゚)ノ
いい曲なんですけどねぇー(`・ω・´)
確かにヘヴィメタではない…
でも私は好きです!(*´▽`*)
TV Crimes
さて
1978年に唯一無二の声を持つマッド・マン
オジー・オズボーンが脱退してしまい
さらにベースのギーザ―・バトラーも脱退したり、すぐ戻ってきたり
バンドメンバーの入れ替わりが一気に激しくなったバラック・サバス
実にトータルで
ボーカリスト10人!(=゚ω゚)ノ
ベース6人!(=゚ω゚)ノ
ドラム7人!(=゚ω゚)ノ
を変更しながらも
バンドの心臓部であるギターのトニー・アイオミは活動をやめることはありませんでした
ひたすらヘヴィメタ道をまい進し
トータルでオジー在籍時よりも多い
10枚のアルバムを世に送り出しています
こちらの曲「TV Crimes」は
彼らの1992年発表の佳作アルバム「※Dehumanizer」に収録の
(※人間を抹殺する者!(>_<) かな?)
※ロニー・ジェイムス・ディオ時代の名曲です!
(※「レインボー」や自身のバンド「ディオ」で活躍!おそらくジョジョに出てくる悪いヤツの語源)
ヘヴィメタとして超カッコいい曲なんですが…
ブラック・サバスとしては…
やはり「オジーは偉大だった…」と言わざるを得ませんね…
最後です!
God Is Dead?
ブラック・サバスが長い間オジー抜きで活動していたのはなぜか?
それは
オジーがソロでバカ売れしたからです!(=゚ω゚)ノ
「売れたバンドからボーカルが脱退する」
というのはよくある話ですが…
だいたいどっちもうまくいかず…
ハイ!再結成!
っていうのはロックシーンにはよくあることなんですが…
ブラック・サバスはそうはならなかったんですね!
しかしオジーがソロキャリア10年強を過ぎたあたりに
転機が訪れます!(=゚ω゚)ノ
この頃のオジーは
「もうミュージシャンやめる!引退する!」
といって「No More Tears」というアルバムを引っ提げて引退ツアーを回っていました
話題性がありこのアルバムは「ソロキャリア最高峰」と言われるほど売れまくったんですが
1993年のそのツアーの最中に「最後に記念だから」ってことで
一夜限りのブラック・サバスの再結成ライブをやったんですね!
しかしこの企画が本人の予想を超える大反響だったことで
「やっぱ引退するのやめる💗
ブラック・サバス再結成しよう💗」
ってなったんですね!(*´▽`*)
(この時ほど前のアルバムのライナーノーツを書いた伊藤正則さんに同情したことはありませんでした…💧)
しかし、ひとたび引退を撤回したオジーはブラック・サバスの再結成だけでは飽き足らず
「ソロと並行して活動する!」
などと宣言してやる気満々!笑
こちらの曲「God Is Dead?」は
再結成の話がまとまってからなんと10年の歳月を経過して
2013年に発売された
彼らのラストアルバム「13」に収録されています!
(非常に残念ですがドラムのビル・ワードが参加してません…😢)
ゆっくりおどろおどろしい曲調から
途中で一気に爆発!
オジーのねっとりのっぺりしたボーカル!
これこれ!コレを待ってたんだ!(*´▽`*)
って感じの再結成(リユニオン)を飾る
最高の楽曲です!!!(*´▽`*)
この曲はなんとグラミー賞を獲得!(=゚ω゚)ノ
素晴らしい有終の美を飾った彼らは
「ジ・エンド」と題されたラストツアーを決行し
2017年約50年にわたる彼らの活動に終止符を打ったのでした
まとめ
こうして彼らの歴史を紐解いてみると
最後に再結成できて本人たちもファンも最高に良かったんじゃないかな~😢
と感動してしまいます
「俺はヘヴィメタやりたいんだ」とバンドを飛び出しソロでもそのキャリアを爆発させたオジー
メンバーが入れ替わってもひたすら曲を書き続け先駆者としてバンドを守り抜いたトニー
どちらの哲学もかっこいいです!(*´▽`*)
まあバンド抜けるのも、再結成するのも、その活動を遅らせるのも全部オジーの都合なので…笑
トニーはそれに振り回された感がありますが…💧
トニー・アイオミはやさしくて責任感の強い人なんですよね!(*´▽`*)
若い頃に指を切断してしまったのも、普段は慣れてる専門の人がやってるのに、その人が休んじゃったから他の人が嫌がるのに頼まれたんでそのポジションに代わってあげたって話ですし
バンドが燃え尽きて疲労困憊の時にみんなに仕事丸投げされて、一人でアルバム完成させたのもトニーだし
ただ一人だけずっとブラック・サバスであり続けたのもトニーです!
なんか親近感湧くな~(*´▽`*)
最近は体も悪いそうなので難しいのかもしれませんが
やはりファンとしては最後の大仕事!
完全オリジナルメンバーでの再結成!
これが見てみたいですね!(*´▽`*)
できるよねオジー
だって…
あなたは…
前科があるんだから!笑
以上
ブラック・サバスのお話でした!
ではまた!
ブラック・サバスの音源購入法
前回の記事でお伝えした彼らの代表曲は全部!
そして今回の代表曲以外の名曲の
10曲中7曲がまんべんなく網羅されているのが
「The Ultimate Collection」というベスト盤です!
このベスト盤と
イエスのキーボーディスト、リック・ウェイクマン参加の
「Sabbra Cadabra」
ロニー・ジェイムス・ディオ時代の
「TV Crimes」
そしてラストアルバムの
「God Is Dead?」
これを単発で聴けばブラック・サバスの名曲は
ほとんどチェックしたことになります!(*´▽`*)
でファンになったら
1stから5thまでチェックしてみてください!<(_ _)>
リンクはこちら!
ブラック・サバスは「ヘヴィ・メタルの開祖」といわれる
音楽の歴史の中でも非常に重要なバンドです!
彼らの初期の音源を聴くと
どのようにして「ヘヴィ・メタル」という音楽が発展していったのか
その創成期の過程を垣間見ることが出来て
とても面白いですよ!
ファンになった方用の視聴リンクはこちら!
1st「Black Sabbath」
2nd「Paranoid」
3rd「Master Of Reality」
4th「Black Sabbath Vol4」
5th「Sabbath Bloody Sabbath」
最後まで読んでいただいてありがとうございました!<(_ _)>
ではまた!
さらに、皆さんに
最高に音楽と合う動画!のご紹介です!
焚火!
葉巻!
お酒!
を楽しんでいるこちらの動画は美しい4K映像に加え
焚火の心地よくパチパチと薪がはぜる音はハイレゾ録音でとてもきれいです!
あなたのお気に入りの音楽とともに
睡眠や作業の時間のおともに
そして、最高のリラクゼーション体験を
皆さんに与えてくれること間違いなしです!
カッコよくて
癒される
「TERRA HARMONY」さんの動画を
ぜひチェックしてみてくださいね!
さて
もはや音楽好きの間では欠かせない存在になった「音楽配信サービス」
「Apple Music」は圧倒的な楽曲数を誇ります!
好みに合わせて聴いたことのない楽曲を紹介してくれたり!
音楽検索アプリ「Shazam」と連携することによって
出先で聴いた「あっこれいいなー」と思った楽曲をカンタンにプレイリストに入れることが出来ますよ!(*´▽`*)
無料お試しキャンペーンもありますのでぜひ試してみてくださいね!
今回ご紹介した楽曲は
すべて入ってます!(*´▽`*)
そのほかのブラック・サバスの記事はこちら!
こんな記事も書いてます!